システム動作要件

PHP

Concrete CMS は主にPHPで書かれています。さらに、追加機能を提供するいくつかのPHP拡張機能が必要です。必要なPHPインタープリターとPHP拡張機能のバージョンは、使用している Concrete CMS のバージョンによって異なります。以下に、サポートされている両方のメジャーバージョンの Concrete CMS の詳細を示します。

バージョン9 動作要件

バージョン9が現在のメジャーリリースです。PHP8のフルサポート、PHP 7.2.29 以上が必須です。このシリーズの最新バージョンが最もセキュアで安定したバージョンと見なしています。

PHPバージョン 推奨 動作 備考
7.3以下 X X PHP7.3. 以上が必要です
7.3 いいえ 9.0+ PHP 7.3 は2021年12月6日でEOLです 
7.4 いいえ 9.0+ PHP 7.4 は2022年11月28日でEOLです
8.0 はい 9.0.2+  
8.1 はい 9.1.1+  

 

バージョン8 動作要件

PHPバージョン 推奨 動作 備考
5.5 いいえ 8.0+ PHP 5.5 はEOLです
5.6 いいえ 8.0+ PHP 5.6 はEOLです
7.0 いいえ 8.0+ PHP 7.0 はEOLです
7.1 いいえ 8.0+ PHP 7.1 はEOLです
7.2 はい 8.4.3+ PHP 7.2 はEOLです
7.3 はい 8.5+ PHP 7.3 は2021年12月6日でEOLです 
7.4 はい 8.5+ PHP 7.4 は2022年11月28日でEOLです
8.0+ いいえ いいえ  

PHPバージョンの選択

それぞれのPHPバージョンについて、「動作」行で記載されているConcrete CMSのバージョンであれば、そのバージョンのPHP上で許容範囲内で動作することが期待されます。「推奨」行で「はい」とされている場合、それは本番環境用に選択することを推奨するバージョンであり、開発元がテストしているバージョンです。

PHP拡張

Concrete CMS バージョン8~9では、以下のPHP拡張が必要です。

  • MySQL (PDO拡張)
  • DOM
  • SimpleXML
  • iconv
  • GD Library with Freetype
  • Fileinfo
  • Mbstring
  • CURL
  • mcrypt
  • ZipArchive(自動アップデートやコミュニティ機能に必要)

PHP設定

Concrete CMS バージョン8.x ~9 には次の設定が必要です。

  • PHP セーフモードオフ
  • 64MB 以上の PHP メモリ制限(大きな画像ファイルの処理には、さらに多くのメモリが必要になります) 

Webサーバー

Concrete CMS は Apache と Nginx の両方のWebサーバーをサポートしており、 IIS でも動作するよう作られています。公式サポートは、 Apache および Nginx のみです。

 

データベース

MySQL(5.7 以上)またはMariaDBのどちらも動作します。

MySQLを使用する場合は、InnoDBテーブルがサポートされていることを確認してください。

可能であれば、大きなフォームでの問題を回避するために、テーブルの row_format を dynamic に設定してください。

 

Concrete 設定ベストプラクティス

設定のベストプラクティス (日本語 YouTube 動画解説はこちら) をご覧になり、Concrete CMS をより強固にしましょう。

※ リンク先は株式会社マカルーデジタルの Concrete CMS ヘルプサイトです。 

原文:System Requirements