はじめに
concrete5のテーマはのスタイルカスタマイズ機能は、あらかじめ指定されたCSSの設定を、デザインパネルから上書きすることができる機能です。
この機能はconcrete5のバージョン5.3から存在しますが、バージョン5.7で機能改善が行なわれ、新しいカスタマイズ機能として生まれ変わりました。このセクションでは、concrete5のテーマでこの機能を使用する方法について解説します。
作業の前に:LESS
concrete5のテーマカスタマイズについて学ぶ前に、まずLESSについて理解しておく必要があります。LESSとは、シンプルなCSSのプリプロセッサで、変数として切り出した設定値を読み込んで使用したり、CSSの宣言を入れ子で記述できたりといったCSSにない便利な機能を多数持っています。concrete5のスタイルカスタマイザーはこのLESSを拡張したものです。したがって、先に多少LESSの概念については調べておく必要があります。LESSについて詳細はlesscss.orgをご覧ください(訳者より:日本語で良い解説サイトないですか?)。
キャッシュ
もうひとつ重要な準備があります。先にオーバーライドキャッシュとLESSに関係するキャッシュをすべてオフにしておく必要があります。設定は[管理画面 > システムと設定 > 最適化 > キャッシュとスピード設定]から変更できます。テーマの開発が終了したら、これらのキャッシュをオンに戻すことをお忘れなく。