カスタム属性

属性とはファイルに付加して保存する追加情報のことです。たくさんの写真をアップロードしてそれらを整理したいことがあると思います。そう言う場合、コンピュータ上では、フォルダ構造を作成するのが昔からあるやり方でしょう。フォルダの問題は、同時にひとつのフォルダにしか入れられないことです。もし写真を「赤」と「人物」の2つのフォルダに入れたい場合はどうしたらいいのでしょうか?単一のフォルダ構造にいれるよりも、もっと柔軟に管理するしくみが必要です。「セット」と「属性」がまさにこの問題を解決してくれるでしょう。

ファイルマネージャーの下に属性ページを用意していて、そこでは新しい属性を形式を選択して追加することができます。

FileManager_Attributes_01.png

ひと通りの一般的な属性タイプはコアに含まれています。フォーム要素の種類について知っておくと良いでしょう。値の検証(日付や時間、住所など)を含む、少し複雑なものもあります。もしあなたがPHPのデベロッパーであれば、かんたんに再利用できる独自の属性を開発することもできるでしょう。試しに、「チェックボックス」を選んでみてください。属性の詳細ページに遷移します。

FileManager_Attributes_02.png

 

FileManager_Attributes_03.png

  • ハンドル - システムで使うためのものです。スペースを含まず半角英数字で設定してください。
  • 名前 - これはファイルマネージャー上で表示されます。人間が読んでわかるものにしてください。
  • セット - ファイルを整理する目的で属性をセットに入れてグループ化することができます。写真に関連する属性のセットを作ったり書類関連のまったく別のセットを作ったりするでしょう。
  • 検索可能 - [ファイル検索インデックスに含める]とは選んだ値がファイルマネージャーのキーワード入力欄から検索可能になるという意味です。[ファイルマネージャー検索で有効にする]は詳細検索の画面でこの属性がドロップダウンリストに表示されるようになります。

「選択」の場合はさらに設定があります。この場合、ドロップダウンメニューを作っていますから、各選択肢はそのメニューがどのようなふるまいをするのかに影響します。

さあ、この属性を作ってみました。ファイルマネージャーで違いを見てみましょう。ファイルマネージャーに戻ってどれかのファイルの「設定」をクリックしてください。

FileManager_Attributes_04.png

「設定」のウィンドウの中に、スクロールしていくと「その他の情報」という部分があるでしょう。これらの情報も属性の中に含まれているのです。色のついたテキストをクリックすると、ポップオーバーメニューが同じ行に表示されますので、入力欄と保存ボタン、キャンセルボタンが表示されます。

これで、この属性で入力した値で、詳細検索からファイルを検索することができるようになりました!

http://www.concrete5.org/documentation/using-concrete5-7/dashboard/files/attributes/