テーマ作成のオススメな制作プロセス

concrete5 は、クリエイティブエージェンシー (代理店) やスタートアップがウェブサイトを作るための CMS としてスタートしました。クライアントは、ピクセル単位の精密さと、入り組んだデザインを忠実に再現することを望んでいます。Web 業界では当時からトレンドが変化していますが、concrete5 の利点の根本は受け継がれてきています。それは、concrete5 で扱えないデザインはないということ。そして、マークアップを変えるようなことはしません。マークアップすら変えることを許されない業界のニーズに答える必要があったからです。

そのため concrete5 のテーマ作成プロセスは、世界中の中規模 Web 制作会社で推奨されてきた Web 制作プロセスの多くと共通点を持っています。まず、テーマやサイトをどのように利用するかを決めることができます。これは、情報アーキテクチャドキュメントのような複雑なものから、ノートの1シートのリストを表示するようなシンプルなものまで可能です。次に Photoshop 、もしくは自分の好きなグラフィックソフトを使い、テーマのサンプルをデザインします。(これをよく「カンプ」と呼びます。)サイトによってはたくさんあるものもあれば、ホームページと、その他の詳細ページの1ページだけ用意する場合もあります。

デザインを仕上げたら、それらを切り抜いて HTML として作成します。本ドキュメントの範囲外ではあるもの、このプロセスは大変重要なプロセスです。Web制作経験のある人に、基本レイアウトの HTMLや CSS ファイルを作成してもらいましょう。テーマの中のコンテンツ部分はまだです。この後で。ただ、ヘッダー、メニュー、共通フッターや、再利用可能なパーツはこの部分で作っておきましょう。CSS や JS で組まれた素の HTML ページを作りましょう。メニューのモックアップも作りましょう。このプロセスの最後では、テーマのテンプレートダウンロードサイトでよくみかけるような感じのテーマの HTML を作りましょう。実際とのサイトではありませんが、これで concrete5 サイトにする準備ができました。

この時点で HTML や Web 素材を concrete5 テーマにしていきます。このプロセスはとてもシンプルで、HTML に苦労している人ならだれでもできるプロセスです。

原文:Suggested Process