アップグレード
concrete5日本語版バージョン 5.5.2.1 から、concrete5日本語版バージョン5.6.3.4へアップグレードする方法の解説です。5.5.2.1未満のバージョンをお使いの方は、先に5.5.2.1へのアップグレードを行なう必要があります。
- 5.6.3.4へアップグレードするには5.5.2.1以上のバージョンである必要があります。
- 5.5.2.1へアップグレードするには5.4.2.2以上のバージョンである必要があります。
- 5.4.2.2へアップグレードするには5.4.0.5以上のバージョンである必要があります。
- 5.4.0.5へアップグレードするには5.3.2以上のバージョンである必要があります。
5.6 から 5.7 へのアップグレートについて
2014年9月現在、5.6 からの自動アップグレートは、5.7 の大幅な機能向上を図るため、仕様上行われない方針となっております。
5.6 から 5.7 へは、移行 (Migration) 作業が必要となります。
移行作業は migration tool アドオンを使用して行って下さい。
移行元の5.6環境、移行先の5.7以降環境それぞれにアドオンをインストールし、移行元環境からコンテンツを出力し、移行先環境へデータをインポートすることで移行作業が可能です。
5.7に関して詳しくはこちらをご覧ください。
旧バージョンのアップグレード方法
アップグレード手順
1. データベースのバックアップを取る
concrete5のアップグレードを実施する前に、必ずデータベースのバックアップを行なってください。[管理画面→システムと設定→バックアップとリストア→データベースをバックアップ]ページにてデータベースのバックアップが可能です。できる限り、バックアップの実行後にsqlファイルをダウンロードし、別のデータベースにインポートして、データベース全体が正しくバックアップできているかを確かめてください。また、この機能はサイトの規模が大きい場合はうまくバックアップできないことがあります。そのような場合はphpMyAdminなど別のツールを使ったバックアップもご検討ください。
2. 新しいバージョンのconcrete5をダウンロード
● 自動ダウンロードの場合
[管理画面→バックアップとリストア→concrete5をアップグレード]にアクセスし、[ダウンロード]ボタンをクリックします。
新しいバージョンのチェックは間隔を開けて行なわれますので、もし[ダウンロード]ボタンがまだ表示されていなくてお急ぎの場合は手動ダウンロードを行なってください。
● 手動ダウンロードの場合
当サイトから最新バージョンのZipアーカイブをダウンロードします。
ダウンロードしたZipアーカイブを解凍し、解凍したフォルダーごとサーバー上の「updates」フォルダーにアップロードします。FTPソフトによっては、更新するファイルの数が多い場合に途中でアップロードが中断する場合があります。全てのファイルがアップロードされているかどうかご確認ください。
3. アップデートをインストールする
[管理画面→システムと設定→バックアップとリストア→concrete5をアップグレード]ページに移動します。「アップデートが利用可能です。以下をクリックして5.6.3.1にアップデートしてください。」の表示が出ていたら、「更新」ボタンをクリックしてください。
更新が完了したら、「5.6.3.1へのアップグレードが完了しました。」と表示され、無事アップグレードは完了です。
4. サイトのデフォルト言語設定を変更する ※重要※ (5.6.x以前からアップグレードする方)
バージョン5.6.2.1から、日本語の言語ファイルの保存フォルダ名を「ja_JP.UTF8」から「ja_JP」に変更しました。本来concrete5の仕様では「ja_JP」という言語設定になるのですが、過去の経緯により日本語版では「.UTF8」を末尾につけていました。今バージョンから、本来の仕様に合わせることになりました。
その関係で、バージョン5.6.0.2以前からアップグレードした際、管理画面が英語表示になってしまう現象が発生します。そのため、言語設定を変更する必要があります。
[Dashboard→System & Settings→Basics→Languages]ページにアクセスします。
[Default Language]がEnglishになっていますので、日本語を選択し、[Save]ボタンをクリックして保存します。これで管理画面の表示言語が日本語に戻ります。
バージョン5.5.2.1以前のバージョンからアップグレードした方は、[Default Language]の選択肢が選択できなくなっています。その場合は、/config/site.php の「define('LOCALE, 'ja_JP.UTF8');」の行を削除してください。[Default Language]の選択肢が選べるようになります。
また、この変更によって、マーケットプレイスからダウンロードしたアドオンに含まれる翻訳ファイルのフォルダ名も変更する必要があります。
例:tomoacの機能拡張フォーム(Tomoac Form 5)の場合
/packages/form_tomoac/languages/ja_JP.UTF8/
↓
/packages/form_tomoac/languages/ja_JP/
各ユーザーの言語設定の更新
concrete5では、各ユーザーごとにログイン時に表示言語を選択させることができます。この機能を使っている場合は、各ユーザーの言語設定も選び直す必要があります。
サイトのユーザー数が多い場合のために、サイト内の言語設定を一括で修正するアドオンを用意しました(acliss19xxさんありがとうございます!)。
ダウンロードしたZipアーカイブを解凍し、サイトの packages フォルダーにアップロードしてください。
[管理画面→concrete5を拡張]にアクセスし、「日本語言語ファイル変更」パッケージの[インストール]ボタンをクリックしてください。
[管理画面→日本語言語ファイル変更]にアクセスします。
[実行]ボタンをクリックするとサイトとユーザーの言語設定が「ja_JP.UTF8」から「ja_JP」に変更されます。
変換されていることを確認したらこのアドオンは不要ですので、アンインストールしておいてください。
その他のアップグレードに関する注意事項
アップグレードが完了したら
アップグレードが問題なく完了したら、必ず[管理画面→システムと設定→最適化→キャッシュをクリア]ページで[キャッシュをクリア]ボタンをクリックし、キャッシュをクリアしてください。
アップグレードファイルについて
concrete5のアップグレードでは、更新バージョンのファイルは、既存のファイルを上書きせずサーバー上の「/updates」ディレクトリー内に更新バージョン番号のついたディレクトリーが作成され、その中に新規に保存されます。アップデート後は「/updates」ディレクトリー内のファイルが利用されます。 「/concrete」内のファイルを直接変更された方は、変更内容が無視されますのでご注意ください。
バージョンを重ねるごとに、「/updates」ディレクトリーの中にファイルが蓄積されていきますが、もしディスク容量が気になる場合は、使っていないバージョンのディレクトリーは削除してもかまいません。
アップグレードを行ったが以前のバージョンに戻したい場合
不具合などで以前のバージョンに戻したい場合は、MySQLのデータベースのバックアップ(エクスポート)データをインポートしてデータベースの内容をアップグレード以前の状態に戻し、config/site.php の下記の行を、はじめてアップグレードした場合は削除、2回目以降の場合は以前のバージョンに変更を行なってください。
例:
define('DIRNAME_APP_UPDATED', 'concrete5.6.2.1.ja');
アップグレード処理が途中で停止した場合
アップグレード中、サイトのデータが非常に多い場合などに途中で停止することがあります。その場合はアップグレードURLにアクセスし、「このプロセスを再実行」をクリックしてください。
アップグレードURLは http://【あなたのconcrete5サイトのURL】/index.php/tools/required/upgrade/ です。