concrete5の基礎知識

ここでは、concrete5の基本的なまめ知識について説明して行きます。

 

簡単な説明:

concrete5は個々の「ページ」に「ページタイプ」によって指定された編集可能な「エリア」が含まれています。「エリア」には、「ブロックタイプ」によって定義された色々な「ブロック」を積み重ねて行きます。

すべてのページで「権限」と「テーマ」を個々に設定する事が出来、「テーマ」には「ページタイプ」を定義した「テンプレート」ファイルが含まれています。

*但し、ログイン画面や管理画面等の「シングルページ」はこの範囲ではありません。

 

もっと詳しい説明:

■開発者・運営者向け・専門用語の解説

将来、開発者向け専用のヘルプページも制作して行きたい所存ですが、それまでは、本家(英語)の開発者向けのページを参考にされて下さい。

ページ

concrete5における「ページ」とは、一般的なサイトのページと同じです。

すべてのページは、個々の「cID」を持っています。「c」は「コレクション(collection)」の「c」です。使用されているテーマ、ページタイプ、ページの権限、ブロック、ブロックの権限と、メタデータなどの付加情報がコレクションとなってページに保存されるからです。

ページ=コレクションという法則は例外があります。それらは「シングルページ」と呼ばれているものです。シングルページとは、例えばログインのページや管理画面のページ等を指します。このページ後半で、詳しく説明します。

 

エリア

エリアとは、ページの中の特定の編集可能な領域のことを言います。例えば、標準でインストールされたconcrete5のテーマには、「ヘッダーナビ」「ヘッダー」「メイン」「サイドバー」という5つのエリアが存在しています。

また、エリアごとに権限を個々に設定する事も可能で、ユーザーによって、特定のブロックのみの追加や、ユーザーごとに閲覧や編集の権限を許可する事が出来ます。

 

ブロック

ブロックとは、ページ上のエリアに追加する事が出来るコンテンツや機能です。ブロックの種類により、様々な機能を搭載しています。

編集モードにすることにより、ブロックを追加、移動、編集、削除する事が出来るようになります。

 

ブロックタイプ

ブロックには様々な機能を持ったものがあります。

ブロックの種類には:

  • シンプルなテキストのみの記事ブロック
  • 画像ブロック
  • ページリスト
  • サイトマップ
  • アンケート

などがあり、すべてがブロックとして構成されています。例えば、一般的なサイトにある「お問い合わせ」のページを例にとると、住所や電話番号等は「記事」ブロック、サイト上からお問い合わせを受け付けるときに使用するメールフォームは「フォーム」ブロック、そして、会社の地図を表示させたいのであれば、「グーグルマップ」ブロックを追加して、それらを組み合わせて行きます。

すべてのブロックは、基本的には独立したものです。

ブロックを開発されたい方は、後日作成する開発者ガイドをお読み下さい。

 

ページタイプ

ページタイプとは、テンプレートのようなもので、あらかじめ標準で使用するブロックを設定することができます。

例えば、このサイトのヘルプのセクションでは、あらかじめ、上のヘルプの画像と、右側にヘルプのナビゲーション用リンクが表示されるように設定がされています。

そのほかにも例えば:

  • 記事の詳細ページ
  • プレスリリース
  • ニュース
  • 製品情報

など、何度も同じようなブロックの組み合わせがあるページを作成したい場合に有効です。

 

テーマ

テーマとは、concrete5サイトのおおまかな外観を決めるスキンです。

テーマはどこにエリアを配置するか、ページタイプの種類によって、サイドバーの位置等を変更したりする事が出来ます。

 

ページ付加情報とユーザー付加情報

すべてのページに、付加情報を付け加える事が出来ます。

concrete5では、標準で、ナビゲーションにページを含めるか含めないか、メタタグのキーワードや説明等を装備していますが、管理者が後になって自分の好きな項目を付け加える事が出来ます。

また、ユーザーにも、性別や住所等、いろいろな付加情報の項目を付け加える事が出来ます。

 

ユーザー

ユーザーには個々の権限を設定する事が出来ます。特定のユーザーには特定のページやブロック、エリアを閲覧、編集することを許可したりすることができるようになります。

 

グループ

グループは、ユーザーをまとめて、特定の権限を与えるようにすることができます。サイトを運営する人がたくさんいるばあいに有効です。

concrete5の標準では、ユーザー登録をしていない一般のサイト訪問者、ユーザー登録をしたユーザー、そして管理者グループがありますが、後に自分の好きな権限を与えたグループを設定する事が出来ます。

例えば、会社のホームページを運営する際、製品情報のページは開発部のグループ、プレスリリースのページは広報部のグループに所属している社員のみがページを更新出来るような設定が出来ます。

 

■開発者向け・専門用語の解説

concrete5をいろいろカスタマイズされたい方は、以下もお読み下さい。

コレクション

以前のバージョンのConcreteでは、コレクションはページに付属していて、コレクションという名前の由来もここからきましたが、concrete5からは、完全にページから独立したものになり、ブロックの集合体そのものとなりました。そして、これらのコレクションは、コードから呼び出す事が出来、既存のブロックを組み合わせたりすることができるようになります。

 

シングルページ

「シングルページ」とは、ページタイプを持たないページのことを言います。シングルページは、サイトの中に直接リンクされ、管理画面からインストールする事により、concrete5サイトとリンクする事が出来ます。

シングルページの仕組みを勉強されたい方は

  • ログイン
  • 登録
  • 管理画面の中にあるページ

を参考にして下さい。