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テーマの作り方 & クイックリファレンス

concrete5 テーマの作り方の超基礎を、動画を使って紹介します。これは 2010/7/9 に京都で開催された、オープンソースカンファレンス 2010 Kansai @ Kyoto での30分セミナーをそのまま載せたものです。

concrete5 オリジナルテーマ作成で知らなきゃいけないのは、HTML+CSSと、簡単なルールだけ。最小構成で concrete5 オリジナルテーマを作るためのクイックリファレンスです。テーマ作成を詳しく知りたい方はテーマのつくり方を御覧ください。

この講座は 5.4.0.5 を基本に作成されました。内容は、2010年7月現在のものです。5.4.2.1 でも基本構造は変わりません。

 

ファイル保存場所

concrete5.6 の場合

【concrete5ディレクトリー】/themes/【任意の半角英数字ディレクトリー】/

concrete5.7 の場合

【concrete5ディレクトリー】/application/themes/【任意の半角英数字ディレクトリー】/

* /concrete/themes/ ディレクトリー以下のテーマファイルは絶対に変更しないでください。詳しくはテーマのつくり方を御覧ください。

※ ディレクトリ名は、半角英小文字数字のみが使用できます。(全角文字、英大文字、ハイフン (-) は使わないようにしてください)

 

構成ファイル一覧

  • description.txt
    • 必須
    • 管理画面用、テーマの説明テキストファイル
    • UTF-8文字エンコーディングである必要(Windownsユーザーさん注意)
  • thumbnail.png
    • 必須
    • 管理画面用、テーマの縮小画面
    • 120x90 のPNG形式
  • default.php
    • 必須
    • デフォルトのテーマファイル本体
  • view.php
    • オプション
    • シングルページ用テーマファイル本体
    • 404やログインページのデザインをカスタマイズしたい場合は作成が必要
  • typography.css
    • オプション (5.6 のみ)
    • 記事ブロック用CSSファイル
    • body, h1, h2, h3, img やカスタムクラスなど
  • page_theme.php
    • オプション (5.7のみ)
    • テーマのカスタマイズ関連の情報を格納した PHP ファイル
  • CSS ファイル
    • テーマに使われれる CSS ファイルの一覧
    • 多くは main.css などと名付けて作成
    • CSS
  • 画像ファイル
    • テーマに埋め込む画像などを /images/ などのフォルダを作成して格納。
  • 【ページタイプハンドル】.php(※ オプション)
    • 特定ページタイプ専用のテーマファイル

 

PHPコード一覧

動画で紹介したコードの一覧です。

*サンプルコードを読みやすくするために色を変えていますが、.phpファイルは普通のテキストファイルです。

*日本語は使用される場合は、特に、文字エンコーディングが「UTF-8」であることを確認してください。

 

1. セキュリティー対策用 PHP

<?php defined('C5_EXECUTE') or die(_("Access Denied.")); ?>

concrete5で使われるテーマ用PHPテキストファイル全ての一番最初に記述

 

2. テーマパスを追加

<?php echo $this->getThemePath(); ?>

このコードが、テーマファイルのパスを出力します。テーマファイルに直接 CSS ファイルや JS ファイル、画像ファイルの URL を埋め込む場合、テーマフォルダ内にそれらのファイルを格納します。上記コードを使わず、絶対パスを入れてもいいのですが、このコードを入れると、URLを移動した時も書き換えが必要ありません。

CSS ファイルや JS ファイルの指定に使ってください。

 

2. headタグ

<?php Loader::element('header_required'); ?>

ここで、画面上部のツールバーや、ページタイトルなどの情報を読み込みます。

 

4a. エリアを指定する PHP

<?php
$a
= new Area('【エリアの名前】');
$a->display($c);
?>

【エリアの名前】の部分を半角英数字のエリアの名前に変更して配置してください。「Main」「Header Nav」「Header」「Sidebar」をなるべく使うようにしてください。

4b. グローバルエリアを指定する PHP

グローバルエリア。サイト内で全て共通するコンテンツ、ロゴや、ヘッダー、フッターで使用する用。※グローバルエリアはバージョン5.5から追加された機能です。

<?php
$a
= new GlobalArea('【エリアの名前】');
$a->display();
?>

5. フッター

 <?php Loader::element('footer_required'); ?>

管理画面 - サイト全体の設定 中にある「アクセス解析」コードをこのコードの部分で出力します。

 

6. view.php のメインエリア

<?php
Loader::element('system_errors', array('error' => $error));
print
$innerContent;
?>

default.php で「Main(メイン)」エリアに該当する部分にこれを入れてください。あとは default.php と同じようにデザインしてください。

このファイルに適用させるためには「シングルページのデザイン&カスタマイズ方法」に掲載された、「/config/site_theme_paths.php」の内容を変更する必要があります。

7. page_theme.php

<?php 
namespace Application\Theme\【テーマハンドル】;

class PageTheme extends \Concrete\Core\Page\Theme\Theme {
設定を入れる
}

concrete5.7.x 以降はオプションなファイルです。5.6.x 以下は設置しないでください。また下記機能が必要なければ設置不要です。

テーマハンドルは、半角英数字のテーマのハンドルで、最初の文字は大文字である必要があります。(例:テーマのフォルダ名が「elemental」の場合「namespace Concrete\Theme\Elemental;」となります。)

 

下記の設定などを指定します。

  • 特定の CSS や JS を読み込ませる設定 (テーマに直接書き込むのではなく、page_theme.php を解すことで重複の読み込みを防ぎます)
  • テーマが使用している CSS フレームワーク (Bootstrap3 か Foundation) の指定。(レイアウト機能で使用するため。)
  • ブロックのデザインで使用できるプリセット CSS クラスの設定
  • エリアのデザインで使用できるプリセット CSS クラスの設定
  • ブロックでデフォルトで使用するテンプレートの設定
  • レスポンシブ用に画像のリサイズを行う際のサイズの種類の登録
  • テーマエディタでカスタマイズする際に設定できるクラスの指定

 

詳しくは /concrete/themes/elemental/page_theme.php をご覧ください。

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