多言語機能の紹介
concrete5 で標準で搭載されている多言語機能を紹介しました。多言語の設定のステップをデモサイトを使って紹介しました。
- 多言語サイト構造の仕組み
- サイトの多言語サイト設定方法
- グローバルエリアの多言語設定方法
- 多言語サイトのコピー・管理方法
- インターフェースの翻訳方法 (属性情報など)
参考スライド
■ concrete5 多言語サイト制作へのお誘い
http://www.slideshare.net/katz515/howto-multilingual-site-concrete5
■ 普通のサイト企画でも使える!失敗しない!多言語サイト制作で絶対に知っておきたいこと
http://www.slideshare.net/katz515/how-to-build-multilingual-website
多言語サイト作成の手順
実際の画面は動画をご覧ください
ベース言語ページ作成
まず翻訳元となるベース言語のページを作成します。
- ベース言語のトップページだけを作成する
- この時、言語のトップページは一番上のトップではなく第1階層で作る
- 多言語サポート設定の基本を設定する
- [管理画面] - [システムと設定] - [多言語サポート設定] に訪問する
- URL: [concrete5 サイト]/index.php/dashboard/system/multilingual/setup
- ベース言語 (例: 日本語) のトップページを「コンテンツセクション」のトップとして選択し、言語と地域の設定をして「コンテンツセクションを追加する」ボタンを押してベース言語のページを作成する。
- ユーザーがサイトに訪問した時に言語ページのトップに自動的にリダイレクトするかの設定を行う。
- 属性情報も多言語化したい場合
- 属性の情報は全て英語で登録する
- /application/language/site フォルダを作成し、それ以下の領域をサーバーが書き込み可能にする
- [管理画面] - [システムと設定] - [サイトインターフェイス翻訳] に訪問する
- URL: [concrete5 サイト]/index.php/dashboard/system/multilingual/translate_interface
- フォルダを作成していなかったり書き込み権限がなければサーバー上の権限の設定を変更しエラーメッセージが出ないようにする
- 「文字列を再読み込み」ボタンを押す
- 各言語で翻訳がされていない文字列が読み込まれる
- 翻訳対象の言語の隣りにある鉛筆アイコンをクリックする
- 翻訳対象言語の属性を翻訳する
- 翻訳が終わったら右上の「ファイルに保存」をクリックする (注意:このボタンを押さないと、保存が完了しません!)
- 「一覧に戻る」をクリック
- 「ファイルに保存」をクリック (注意:このボタンを押さないと、保存が完了しません!)
- 場合によってはキャッシュが効いて変更が見れない場合があるので、必要に応じてサイトキャッシュをクリアする必要があります。
- 元になる属性の名前を追加・変更した場合は、この「文字列を再読み込み」ボタンを押して、再び変更・追加した属性の翻訳文の入力が必要です。
- ベース言語でのサイト制作を完了させる (できるだけ)
- 次に多言語ページの作成に移ります
2言語目以降のページの作成方法
2言語目以降は、ベース言語のページを、ベース言語の内容のまま翻訳先のページとして複製し、翻訳原稿や画像を入れ込んでいきます。
- 2言語目以降のトップページを作成する
- 2言語目以降の言語設定
- [管理画面] - [システムと設定] - [多言語] - [多言語サポート設定] に訪問する
- 2言語目のトップページを選択、言語、地域を選択し「コンテンツセクションを追加する」をクリックする
- ページ作成:一気にターゲット言語にページを複製する場合
- 日本語の下層ページを全ページまとめて、英語ページにコピーできるという機能もあります。
- [管理画面] - [システムと設定] - [多言語] - [言語をコピー]
- URL: [concrete5 サイト]/index.php/dashboard/system/multilingual/copy
- こちらを行うのであれば、全ページをひとまずコピーして、不必要なページを削除して、翻訳原稿を流しこむという手順になります。
- ページ作成:個別に多言語ページを作成する場合や、追加したページの多言語ページを作成する場合
- [管理画面] - [システムと設定] - [多言語] - [ページレポート] に訪問する
- URL: [concrete5 サイト]/index.php/dashboard/system/multilingual/page_report
- 作成候補のページの候補一覧を検索する
- ルーペの「キーワード」上にキーボードカーソルを持って行くとキーワード検索ができます。ページ名などを絞り込みたい場合に使います
- ソースを選択はベース言語をお選びください。反対も可能です
- 比べたいターゲット言語を選択
- 表示は「未設定ページのみ」か「全て」ご自分のサイトで最適なオプションを選んでください
- [検索]を押します
- 条件にあったページ一覧が表示されます
- ページリストから、作成したいページを探し、希望するボタンを押します
- 「ページ作成」ボタンを押すと、ベース言語と同じ階層のターゲット言語にページが作成されます。
- 「ページ作成」では、ベース言語と全く同じページテンプレート、ページタイプ、属性の情報がコピーされます。グローバルエリアは、各言語のグローバルエリアの情報に基づきます。
- コピー先のページに訪問し、翻訳原稿を流し込んでください。
- 「マッピング」とは、すでにターゲット言語で該当するページを個別に作成した場合に使用します。ボタンを押すとサイトマップが現れます。マッピングしたいページを選んでください。
- 「無視」をクリックすると、ベース言語の該当ページは翻訳対象から外すという設定を保存します。
- 「親ページを先に作成してください」と表示されているページは、親ページを作成した後に上記3つのボタンが現れます。
各言語のページを関連付ける意味は
各ページを言語間で関連付けると、言語切替ブロックで、該当する同じページに遷移することが可能です。他の言語で該当するページがない場合は、言語のトップページに移動します。
グローバルエリアやスタックのブロックの翻訳
グローバルエリアやスタックに登録されているブロックは、言語ごとに別で管理されています。各言語のフロントエンドでも編集できますが、管理画面の中でも管理が可能です。
- [管理画面] - [スタックとブロック] ページに訪問します
- 画面右上で選んで希望する言語を選択、「スタック」や「グローバルエリア」に変更してください
- 希望する言語のグローバルエリアやスタックが表示され、こちらでブロックの管理ができます。
以上
週刊 concrete5
この動画は、毎週夜に放送している Ustream 生放送番組「週刊 concrete5」で録画されたものです。週刊 concrete5 では、毎回紹介して欲しいテーマを募集しています。フォーラムの一般トピックや、ソーシャルタイムラインを通じてご意見を募集しています。
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