コンポーザーとは

コンポーザーとは、同じレイアウトの内容の違うページを多量に作る場合に、内容のみ記入するだけで、特定のフォルダにページを投稿できる機能です。

5.4.2.2からベータ版として搭載されています。

たとえば concrete5で作ったブログに投稿する場合、自分で作成するページに行き、新規ページを作成し、目的のブロックに内容を書き込みます が、コンポーザーを使えば、投稿内容を記入する画面を開いて保存するだけで、新規ページ(新しい投稿)が作れます。つまり、コンポーザーを使えば、わかり やすく、すばやく投稿できるようになります。

※ 画像は 5.4.x 時点のものですが、操作手順は 5.6 でも変わっていません。

 

コンポーザーの設定方法

コンポーザーを使うには、事前に設定が必要で、概ね以下のステップとなります。

  1. コンポーザを使ったページを追加する親ページを作成します。(ホームと同列に作る場合は不要です。)
  2. デフォルト(ひな形)ページを「ページタイプ」として登録します。
  3. 「ページタイプ」のデフォルトページ(ひな形)をページを作成します。
  4. 「ページタイプ」をコンポーザで使う設定をします。

以上です。完成すればコンポーザーでどんどん新規ページを追加できるようになります。

 

(1) 追加する親ページの作成(必要なら)

トップページとなるホームの配下に作る場合や、既存のページの下に作る場合は必要ありませんが、追加する親ページがない場合は、事前にその親ページを作成しておく必要があります。

ここでは、それを「親ページ」と呼びます。コンポーザで作られるページを「小ページ」と呼びます。

 

(2) ページタイプの登録

ダッシュボード(管理画面)から、「ページとテーマ」を選択し、右フレーム上部の「ページタイプ」を選択します。

「ページタイプ追加」ボタンをクリックし、ページタイプの「名前」と、略称名「ハンドル」を入力し、ページの形「アイコン」を選択します。必須ではありませんが、必要に応じて「初期属性値」を設定し、「ページタイプ追加」ボタンをクリックします。

 

(3) デフォルト(ひな形となる)ページを作成します

ページタイプの一覧に戻ったら、以下のように登録した名前の右にある「デフォルト」ボタンをクリックします。

「デフォルト」ボタンをクリックすると、以下のような画面になります。
右上に、「ページタイプへ戻る」ボタンがあるのが、通常の編集画面と異なるところです。

ここで左上の「編集」ボタンをクリックして、ひな形となるデフォルトページを作成します。
(以下は、「編集」モードに入り、ブロックを作っている状態です。)

デフォルトの共通部分はそのままコピーされますので、きちんと作成します。(この例は、ちっともきちんと作っていませんが。。。)

記事毎に投稿して内容を入れ替えるブロックには、「ここに記事を投稿」などとガイドのメッセージを書いておけばいいでしょう。(下図参照)

この後が最も重要な点です。
その投稿時にテキストなどのデータを埋め込みたいブロックのところでクリックし、「コンポーザー設定」というメニューをクリックします。
「コンポーザー設定」では、以下のように「コンポーザーにブロックを入れる」にチェックを入れ、「更新」ボタンをクリックします。

複数のブロックを更新したい場合は、複数の指定することで、コンポーザーで複数のブロックの投稿が可能になります。

「ブロックエリア」は、複数のブロックを投稿対象にする場合、どのブロックなのかを識別するための名称です。識別できるよう好きな名前を入力します。

ページができたら編集モードから抜けて、右上付近にある「ページタイプに戻る」ボタンをクリックします。

 

(4) コンポーザーで投稿できるよう設定する

ページタイプの一覧に戻ったら、今度は「コンポーザー」ボタンをクリックします。

「コンポーザー設定」画面では、以下のように設定します。

「コンポーザーで選択可能にしますか?」のところは、「はい、このフィールドを検索対象にします」にチェックを入れます。
ここにチェックを入れることで、コンポーザー画面に、登録したページタイプの名前が表示されるようになります。

「コンポーザー公開設定」では、投稿する新規ページをどこに追加するかを指定します。

  1. 「すべてのページから選択する」を選択すると、投稿の都度、すべてのページ候補から場所を指定して投稿できます。
  2. 「特定のページタイプの中から選択する」を選択すると、投稿の都度、指定したページタイプのみの候補から場所を指定して投稿できます。
  3. 「常に特定のページの下に作成する」を選択すると、保存するだけで指定位置に追加されます。
    したがって、その下にある「ページを選択」のところをクリックして、投稿する親ページを指定する必要があります。
    (注)バージョン5.4.2.2では、「ページを選択」を忘れると、エラーメッセージが出るのではなくてデータベースのエラーになります。

「コンポーザの設定を保存」ボタンをクリックします。
「コンポーザーの設定が更新されました」というメッセージが出ればOKです。

これで、準備が終わりました。これでコンポーザーから投稿できるようになります。

 

(5) コンポーザーから投稿してみる

「コンポーザー」ボタンをクリックし、右フレームの「新規」タブを選択します。

すると先に登録したページタイプの名称が見えますので、そこをクリックします。

コンポーザーにブロックを登録する設定したブロックだけが表示されます。
内容を入力し、「ページを作成」をクリックすればページが追加されます。


以降、「コンポーザー」、「新規」からどんどん記事の追加が可能になります。

Created by tomoac, 2011/12/6


上級権限モード使用時の注意

引用元

上級権限モードと組み合わせて管理者以外のユーザーにコンポーザーを介して記事を書かせようとした際に、コンポーザーの「書く」ページにアクセスしても、「下書き」ページに飛ばされてしまうという現象が起こることがあります。

管理者グループであれば初期設定で全ての権限を持っているのでコンポーザーも問題なく使用できます。上記のような現象も起こりません。また、トップページに対して権限設定を行なえば、管理画面の「下書き」ページもトップページの権限設定を継承するので、この場合も特別に権限を調整する必要はありません。ただし、サイト内の一部に対して権限を制限したユーザーにコンポーザーを使わせたい場合は、下記のような権限設定の調整が必要になりますので、注意してください。

  • ログインユーザーが、コンポーザーで追加しようとしているページタイプの「プロパティを編集」と「コンテンツを編集」、「テーマを変更」の権限を持っている必要があります。
  • ログインユーザーが、「下書き」ページ(フルサイトマップで「システムページを表示」にチェックすると出てきます)に対して、「サブページを追加」権限を持っている必要があります。
  • 「下書き」ページの「サブページ権限」が「ページタイプのデフォルトの権限設定を継承する。」になっている必要があります。
  • ログインユーザーが、コンポーザーで追加しようとしているページの「公開場所」のページに対して、「サブページを追加」権限を持っている必要があります。

以上。