「C5 Request URLsサポート利用可」の警告がでてインストールできない

簡単っぽく、しかしなんだか根深そうな警告が出ることがあります。
確かに、環境によっては深刻な場合もあるとおもいますが、フツーはそんなに深刻な問題ではありません。

多くの場合、"/etc/php.ini"内の"session.save_path"のアクセス権に問題があります。

CentOS5の場合、以下のようになっています。

session.save_path = "/var/lib/php/session"

で、その"/var/lib/php/session"のアクセス権をみてみますと、

# ls -l /var/lib/php
drwxrwx--- 2 root apache 4096 Dec 18 04:14 session
#

CentOS5のhttpd場合、デフォルトユーザ・グループは、共に、"apache" なので、そうなっています。

つまり、suExecなどで、実行時のユーザを変更している場合に、ここにアクセスできないのでエラーが出るのです。

つまり、

# chown root.tomo /var/lib/php/session

のように、グループを変更するとOKです。

よくわからん。という人は、セキュリティ的には好ましくないですが、"/etc/php.ini"を、以下のようにするとか、

session.save_path = "/tmp"

を、実行する手もあります。

# chmod 777 /var/lib/php/session


「C5 Request URLsサポート利用可」でなく、「セッション情報のアクセス権」などと翻訳していただくとわかりやすいですね。