2012年3月16日 
Usagi Project
転載歓迎

concrete5.5.1 日本語版 リリース

Usagi Project は、このたび、 concrete5 の最新バージョンである、 5.5.1 日本語版をリリース致しました。

※ 尚、今回のバージョンアップで、大幅な仕様変更があったため、十分なヘルプページを作成するまで、自動アップデートを開始しません。知識に十分な自信のある方は手動アップグレードをおこなってください。

ダウンロードは
https://concrete5-japan.org/download/

から 行えます。

原文
http://www.concrete5.org/about/blog/core-releases/concrete5-version-5.5.0-now-available/ 

この冬に私たちはconcrete5のバージョン5.5.0を送り出します。これは私たちにとって大きなバージョンリリースです。何年も前から私たちはconcrete5の管理画面のデザインをアップデートする議論を重ねてきましたが、ついに公開できる時がやってきました！

ギークへ...

このバージョンではサイト運営者に対して非常に多くの労力を割きましたが、開発者にとってもクールな改善がいくつかあります。私たちはインストールの方法を完全に変更し、スターティング・ポイントの構築を簡単にしました。また、コマンドラインから完全にインストールを行うことが可能になりました。スクラップブック（下書きブロック）機能の「有機的な」進化といくつかの問題点について考えなおしました。そして複数のブロックをまとめて再利用しやすい要素にする「スタック」を導入しました。権限、バージョン - concrete5のページが持っているすべての機能をスタックもまた持っています。かなりクールです。


また、パフォーマンスの問題にもかなりの労力を費やしました。たくさんのクリーンナップ、クエリやオブジェクトのローディングの最適化などを行いました。みんな大好きなきびきびした動作を実現するために、Javascriptを改善しました。

コンテンツ編集者へ...

どこから始めていいのかわからないのは私も同じ。もしあなたが以前のconcrete5を好きなのであれば、あなたは今でもそれを好きになると思います。誰もが見たままの編集を気に入ってくれます。しかし、私たちの管理画面はあとから追加したものでした。懸念点は以下のとおりです。

• concrete5に関する情報を見つけにくい。eコマースアドオンがあることを知らない人がたくさんいました！
• めちゃめちゃ怖かった。エキスパートじゃないと、更新するのが怖い設定ページがいくつもありました。あまり関連性のない項目が何の説明もなしに同じページにありました。
• 使うのが苦痛でした。何か問題があるときに管理画面に行くと思いますが、何回もクリックしないとたどり着けませんでした。管理画面の階層を理解する必要がありました。

解決策はなんでしょうか？Twitter bootstrapを使って、管理画面を分散化しました。Twitterの頭のイイ人たちがこの驚くべきオープンソースのインターフェイスデザインをリリースしました。私たちはこのスタイルガイドを活用しました。管理画面の最初のページをよりフレキシブルなニュースレイアウトに変更し、私たちのコミュニティのメンバーにconcrete5の興味深い事項やポテンシャルについてコミュニケーションできるようにしました。マーケットプレイスはよりconcrete5と深く統合され、サイト内で実際に購入できるようになります。そのほかにもたくさんの改善点があるのですが、とても書ききれないので、このページのビデオをぜひ見てください。

このリリースに github で貢献した全ての人のおかげでいつまでもリリース日を延期しなくてすみました。本当に感謝します。非常に長い時間がかかったのは確かですが、私は待つだけの価値があったとあなたが納得する方に賭けます。

補足：5.5.0は新しいサイトを作るのには最適ですが、すべてのユーザー・インターフェイスが変更され、多くのアドオンやテーマはまだ対応していません。すでに運用中のサイトでアップグレードされる際は、「絶対に」バックアップを行い、サイトのコピーをとってから行なってください。

インストール・アップグレードについて

インストール・アップグレード、そして主なレンタルサーバー別のインストール・アップグレードガイドは、当サイトのヘルプページの該当ページより詳しく知ることが出来ます。

詳しくは

● ヘルプ・インストール・アップグレード
https://concrete5-japan.org/help/install/

をごらんください。

自動アップデート機能を利用するに当たって

注：5.5.0以上への自動アップグレード機能は、3月16日現在まだ提供されていません。

＊ 初心者から上級者の方まで必読

サーバーが以下の機能を搭載していないと機能しません

• cURL
• Unzip もしくは PHP Unzip
• /updates/ ディレクトリーにサーバーの書き込みが許可されていること

この場合は、手動アップグレードをお願いします。

初級者向けの説明

concrete5 の最新バージョンのファイルは、サーバー上の「/updates/」内に保存され、アップデート後は/updates/内のファイルが利用されます。 （「/concrete/」内のファイルを変更した方は注意！）

管理画面のトップ画面に、自動アップグレードを促すリンクが表示されすが、キャッシュの関係上最高2日間表示されない場合があります。

その際は、管理者アカウントで「【concrete5のURL】/index.php/dashboard/system/update/」にアクセスすることにより、自動アップグレード作業を開始できます。

具体的な動作の説明

• 自動アップデート開始
• ZIPファイルをダウンロード
• /updates/concrete5【バージョン番号】/ フォルダーを作成
• そのフォルダー内に最新バージョンのファイルを保存
• MySQLデータベース内容もアップグレード

という手順で自動アップグレードが行われます。

バージョンを重ねるごとに、10MBのファイルがどんどんと「/updates/」ディレクトリーの中に蓄積されていきます。ディスク容量がかさむときは、次期バージョンのアップグレード後に、旧バージョンのフォルダーを削除してください。

全てのバージョンアップユーザー様

最初に以下の事を確認下さい

• 5.5.1 へのアップグレードには、先ず concrete5 サイトが5.4.2.2以上である必要があります
• バックアップをかならずおとり下さい
  • バックアップの仕方
    https://concrete5-japan.org/help/install/how_to_backup/
• MySQLデータベースの設定を確認して下さい
  • phpMyAdminなどで、データベースの名前に大文字が含まれているかを確認して下さい
  • テーブルの名前がすべて小文字であった場合、アップグレードに不具合が生じます
  • 対処方法は以下のページを参照して下さい
    • 5.3.3.1日本語版へのアップグレードに関するトラブルシューティング
      https://concrete5-japan.org/help/install/how_to_upgrade/5-3-3-1-upgrade-faq/

• 自動アップグレード機能を使用すると、コア領域 (/concrete) 配下のファイルを全く読み込まなくなります。コア領域のファイルを編集された方は、それらの変更が無効になってしまいます。ご注意ください。

アップグレードを行う際は、なるべく、テスト環境でアップグレードテストを行う様にして下さい。また、バックアップを とる事を強くおすすめ致します。

* 参考までに、アップグレードでは、サーバーの性能によって数十秒から数分かかることがあります。処理が途中で停止してしまった場合は、上記のアップグレード用URLを再度アクセスして下さい。

アップグレードに関して詳しくは、

• アップグレード方法
• 5.3.3.1 日本語版へのアップグレードに関するトラブルシューティング

をご覧下さい。

5.5.1 日本語版制作クレジット

日本語パッチあて

Tao

acliss
5656cookie

Hissy

Yamanoi
hdk0016

Katz515

翻訳

Hissy

Yamanoi

acliss

tomoac

banki

Build1024

hdk0016

5656cookie
Katz515

最終確認とパッケージ化・リリース作業

Katz
Tao

その他テスト協力者様

5.4.2.2 からの変更点

5.5.0 リリースノート

原文
http://www.concrete5.org/documentation/background/version_history/5-5-0-release-notes/ 

新機能

• UIを大幅に変更。インターフェースや管理画面を一新。
• スクラップブック（下書きブロック）を廃止。クリップボードでコピ&ペーストし、「スタック」機能を追加。スタック内でエリアの履歴や順番を管理できるように。
• インストール画面を刷新し、管理者パスワードを最初から設定し、言語設定を可能に。またインストール時に入れられるサイトのデータも簡単に増やせるように。
• ホワイトラベリングのサポート、違うパッケージやロゴを指定することが可能に。
• ページ用のゴミ箱機能を追加。ページを一旦ゴミ箱に移動し、復元や一括削除が簡単に
• ページ属性の向上。ページ属性にセットを定義できたり、順番を変更できるように。また属性をページデフォルトでも利用できるように。そして、ページ属性を設定する際のインターフェースも向上
• マーケットプレイスとの連携機能を向上。説明前文の表示、検索の向上、表示をもっとわかりやすく。またアドオンの購入を直接自分のサイトから可能に
• 新しい「グリーク・ヨーグルト」テーマと新しいサンプルコンテンツ
• 「ページ検索」で、ページの削除、移動、デザイン変更、キャッシュ設定を一括でできるように。
• 「ページ検索」や「ユーザー検索」でカラムの完全カスタマイズが可能に
• スパムコメント対策機能ライブラリの向上。reCAPTCHA などに対応。reCAPTCHA は concrete5 マーケットプレイスから無料アドオンがダウンロード可能。Akismet もサポート

パフォーマンス関連

• 各 CSS や Javascript ファイル郡をできるだけ圧縮し融合させ、より小さく、少ないサイズをロードするように
• ユーザーインターフェースがスプライトを使用し
• 一定の Javascript 読み込みをフッターに移動
• Config (コンフィグ) 値をデータベース1クエリーもしくはキャッシュコールで行うように（christiaan提供のプルリクエストを取り入れ修正)
• PHP のダイナミック関数コールををより最適化（christiaan 提供）
• ページリストでシステムページがキャッシュされたり計算されなくなる
• 直近、10バージョン以前のページ履歴を削除する最適化ジョブを同梱
• ページの再索引を、ページ属性の設定や、編集モード終了時に行わないように設定。ページ索引や、編集権限のあるユーザーが訪問した時に AJAX を通じて再索引するように。この動作は、site.php 内で ENABLE_PROGRESSIVE_PAGE_REINDEX を false フラッグすることにより停止できる。
• フォーム・レポートページのパフォーマンスを向上
• データベースのクラスを削除。ADODB に直接飛び、オリジナルの機能を stubs として追加 

追加機能と動作の向上

• TinyMCE を 3.4.6 にバージョンアップ。バグの修正と安定性の向上。また iOS 機器での編集を可能に
• ダイヤログウインドウのサイズをウインドウのサイズ以上の大きさで表示されないように
• ページリストテンプレートを整理（by jordanlev)
• フランスの地域圏を追加（marcandre）
• mod_rewrite のルールを変更し、存在するフォルダー名同名のページを作成できるように（by christiaan）
• iPhoneホームスクリーン用の管理画面アイコンを同梱

バグ修正

• ページ上部ツールパーのサイトマップや、ファイルマネージャー、多言語（Internationalization）メニューが動かなくなるバグを修正
• ページがキャッシュされえも、イベントが正常に実行され Content-Type ヘッダーがきちんと出力されるように
• 管理画面での XSS 脆弱性対策を追加

開発者向け

• concrete5 Contene Export Format と呼ばれる、concrete5サイト情報を XML 形式で保存し、インストール時のサンプルデータ方式を新設
• テーマ内に Global Area (グローバルエリア) を新設。サイト内全体に一括で変更できるエリア。
• 管理画面専用のブロックタイプを追加。管理画面のみで使える特殊なブロックを作成可のう。
• concrete5 のダイアログボックスが jQuery UI のダイアログクラスにラップされるように
• 開発者は /elements/dashboard/install.php に任意のマーケットプレイスのパッケージを追記し、インストール時自動的にそれらのパッケージがインストールできるように。 form elements にインクルードでき、パッケージの install() 関数にも array される
• $pkgAllowFullContentSwap という新しい関数により、開発者が任意に concree5-cif フォーマットで準備されたコンテンツに取り替えることができるように
• jQuery を 1.7 に
• ブロックに templates フォルダーを入れなくていいように（？）。ファイルが含まれていない場合、自動的に追加される。
• 新規イベント: on_user_validate, on_user_logout, on_user_activate, on_user_deactivate, on_before_job_execute, on_job_execute, on_job_install, on_job_uninstall
• controller から view を個別でレンダーする機能がパッケージ内でもできるように（by jordanlev）
• Zend Framework の方針に則り、get() や post() 関数の結果がマッチしない際デフォルトの値をとれるように

5.5.1 リリースノート

原文
http://www.concrete5.org/documentation/background/version_history/5-5-1-release-notes/

新規機能

• [管理画面] - [システム設定] で、管理画面の背景画やクイックナビんの動作を設定できるように
• ニュースフロー・トップページを /dashboard/news 上でロードできるように /dashboard は、管理画面各ページの一覧表示になった。
• ページ属性でデフォルトで設定される値が、ページを新規作成した際に表示されるように
• マーケットプレイスのブラウジングのエクスペリエンスを簡素化・リクエストに対する結果の件数を増やすことで改善。互換性でフィルタリングすることが可能に。

挙動の改善

• ツールバーの挙動の改善
  • 管理画面リンクの反応を改善
  • 管理画面のオーバーレイをクリックするとオーバーレイが消える現象を解消
  • 編集ボタンをクリックするとオーバーレイが消える現象を解消
  • 管理画面からクイックナビにマウスホバーした際に管理画面のオーバーレイを閉じる
  • ページ編集メガメニュー内のページバージョン情報とボタンの順序を変更、編集ボタンのクリックで編集モードに移行するように変更
  • 管理画面ボタンのクリックで一覧を表示
• ccm.app.jsを圧縮
• コンテンツインポート機能からのインポート時に再インデックスを行う様に変更
• 編集バーが表示される際にコンテンツを下げる
• 複数ファイルアップロードウィンドウが、ファイルアップロード後に自動で閉じる様に変更
• 多言語サイトの管理画面でユーザーの編集時に、言語名が常に表示されるように
• エンターキー・イベントで選択した属性の値が追加される様に戻した

バグフィクス

• Greek Yogurt now has a view.php, fixing lots of errors with that theme and add-ons like eCommerce, Discussion Forums, etc...
• Fixed unstyled pagination for group selector, split users and group selectors off into separate windows, nicer experience.
• Fixed bug where composer pages would lose their titles and descriptions when caching was enabled (while being composed)
• no longer displaying dashboard theme when rendering stacks 404 page
• Fixed problem where databases that weren't setup to be UTF8 wouldn't be UTF8.
• Fixed problem with marketplace connections that wouldn't work on hosts that didn't support SSL (Windows under certain configurations)
• Fixing copy tweak for editors on first run experience.
• Recent downloads should now just show the top 5 most recent (not all)
• Fixed problem with Environment Dashboard page sends duplicate headers.
• Fixed bug where meta content-type is defined twice in Greek Yogurt Theme
• Fixed bug where deleting an attribute assumes you're deleting a file attribute (and redirects you to the wrong place.)
• Fixed malformed regex in URL helper
• Fixed cache clearing bug in page and file attributes that lead to attributes not appearing to save
• News flow slot blocks need much shorter cache timeout
• Fixed bug in speed settings dialog where custom timeouts wouldn’t display in the text box.
• Fixed bug in Firefox where file properties window could be way off to the side of tabs when uploading files.
• Fixed bug: adding a page not making you check page in until after you edit it again
• modified global areas to recreate themselves if deleted
• Fixed error when updating properties for a page in the sitemap occasionally printed out "object" in an alert window
• MySQL fails upgrading in strict mode fixed.
• Fixed behavior where a misconfigured pretty urls setup could never be undone because dashboard didn't allow navigation back
• Fixed - http://www.concrete5.org/developers/bugs/5-5-0/package-install-successfully-unstyled/
• Permissions fixes to showing pages that the user doesn't have access to in dashboard dropdown, intelligent search
• Fixing bug where stack custom design wouldn't show on a page
• When international characters were shown in select attribute autocomplete results, they would be displayed as entities. Now they should be displayed properly.
• Fixed - http://www.concrete5.org/developers/bugs/5-5-0/garbled-umlauts-using-tag-cloud-revisited/
• Fixed - http://www.concrete5.org/developers/bugs/5-5-0/files-if-set-name-is-too-long-you-cannot-remove-it-from-the-sets/
• Toolbar should show if the user has access to the dashboard (even if they don't have access to edit the page)
• Fixed problem where the first time an add block menu was displayed it might display off screen, then subsequent clicks would position the menu correctly
• Fixed - http://www.concrete5.org/index.php?cID=264427&editmode=
• Fixed problem where global areas wouldn’t load their auto header items on first page load
• Fixed - http://www.concrete5.org/developers/bugs/5-5-0/unable-to-edit-block-in-composer/#discussionpost
• Fixed - http://www.concrete5.org/developers/bugs/5-5-0/add-block-dialog-ui-issue/#discussionpost
• Fixed very minor html injection error on add remote files error display
• Fixed access denied errors when editing a form inside a global area.
• Fixed - http://www.concrete5.org/developers/bugs/5-5-0/major-user-attribute-editing-annoyance/#discussionpost
• Fixed Form block redirect problem within stacks
• Fixed http://www.concrete5.org/developers/bugs/5-5-0/greek-yogurt-css-renders-custom-block-styles-inoperable/
• Fixed http://www.concrete5.org/developers/bugs/5-5-0/parent-page-filter-in-sitemap-search-search-all-children-labelle/
• Fixed http://www.concrete5.org/developers/bugs/5-5-0/remove-old-page-versions-job-not-installed-with-upgrade-from-5.4/
• Fixing bug where TinyMCE wouldn’t work when used as a mode for a textarea attribute.
• Updating local packages forced you to connect to the community. This is now no longer the case.

開発者向け

• プログレッシブ・ページ再インデックスがUIからページを承認した際にのみ発生するように変更（アドオンがページを追加した際に再インデックスがかかる問題を改善）
• Stack::display() を追加
• jQuery 1.7.1 と jQuery UI 1.8.16 を同梱
• ページプロパティーダイアログにページIDを追加
• ホワイトラベルインストールのための、ニュースフロー設定（ENABLE_APP_NEWS）をConfigクラスに追加
• $miscFields を FormHelper::label() に追加
• カスタムテンプレートメニューにブロック名の編集欄を復活（グローバルブロック用）
• コアにZend Currencyを追加

Usagi Project