Re: 改ざんされてしまった(可能性がある)場合の修復

2013年6月6日 at 14:37

ファイルの改ざんだけであれば、データベースは無事だと思います。

■1. データベースのバックアップを行なってください。
Yahoo!のレンタルサーバーは使ったことが無いのですが、phpMyAdminなどデータベースの管理ツールはインストールされていますか?データベースツールがあれば、それを使ってデータベースのバックアップ(エクスポート)を行なってください。

■2. お使いのパソコンのセキュリティソフトの定義データベースを更新して、パソコン全体をスキャンしてください。

■3. FTPをお使いであれば、FTPのパスワードを変更してください。また、FTP以外の接続方法(SFTP、FTPS)が可能であれば、FTPを使わずにサーバーに接続してください。

■4. 改ざんされたconcrete5のPHPを上書きして元に戻します。

まず現在使われているconcrete5のバージョンを調べます。

4-a. concrete5のバージョンアップを行なっている場合
サーバー所の config/site.php を開いて、下記のような記載があるかどうか確認してください。

<?php define('DIRNAME_APP_UPDATED', 'concrete5.6.1.2.ja');?>

記載がある場合は、concrete5のバージョンアップを過去に行なっています。記載がない場合は4-bに進んでください。

サーバー上の updates/ フォルダに concrete5.6.1.2.ja/ などのフォルダ並んでいるはずです。site.phpに記載のバージョン番号と同じフォルダがあれば、そのフォルダが現在使われているconcrete5です。当サイトから同じバージョンのconcrete5をダウンロードし、内容を上書きして、改ざんされる前に戻しましょう。それ以外のフォルダが updates/ に入っていたら、削除して構いません。また、 concrete/ フォルダも不要になりますので削除して構いません。

4-b. concrete5のバージョンアップをおこなっていない場合
concrete/config/version.php の内容にconcrete5のバージョンが書いてあります。当サイトから同じバージョンのconcrete5をダウンロードし、内容を上書きして、改ざんされる前に戻しましょう。config/ や files/ などを上書きすると設定やアップロードしたファイルが消えますので、上書きするのは concrete/ だけにしましょう。

■5. オーバーライドやパッケージを確認しましょう
concrete/ 以外のフォルダにファイルを置いてオーバーライドを行なっている場合、それぞれのファイルの内容を目視確認して、見慣れないコードが追加されていないかなど確認しましょう。自作のテーマファイルも同様です。
また、packages/ フォルダの中のアドオンやテーマも、concrete5.org から再ダウンロードして元に戻しましょう。


以上の作業で表示されるようになりましたか?files/ の中や、concrete5に関係ないところも、不審なファイルがアップロードされていないか確認しましょう。サイトが表示されるようになったら、Googleウェブマスターツールから再審査請求しましょう。

Googleが疑わしいサイトとして認識しているかどうかは、下記リンク先のアドレスの site= の部分を自分のサイトのURLに変えることで確認できます。
http://www.google.com/safebrowsing/diagnostic?hl=ja&site=http://concrete5-japan.org/


PHPを元に戻してもサイトの表示が元に戻らない場合は、データベースに問題があるかもしれません。バックアップが無かったら、どうしようもないですね…。ただ、おそらくはPHPファイルの一部にiframeが埋め込まれるなどが行われていたと思われます。とりいそぎ、現在分かる範囲の情報でお伝えできるのは以上です。