2010年6月14日
Usagi Project
転載歓迎
■ concrete5.4.0.5 日本語版 リリース
Usagi Project は、このたび、 concrete5 の最新バージョンである、 5.4.0.5 日本語版をリリース致しました。マルチコラムが簡単に作成できるレイアウト機能、自動アップグレード機能、マーケットプレイス連携の強化など、デザイナー様、管理者様必見の新機能が搭載されました。
ダウンロードは
https://concrete5-japan.org/download/
から 行えます。
■ バージョンアップするユーザー様 - concrete5 自動アップデート機能を利用するに当たって
* 初心者から上級者の方まで必読
サーバーが以下の機能を搭載していないと機能しません
- cURL
- Unzip もしくは PHP Unzip
- /updates/ ディレクトリーにサーバーの書き込みが許可されていること
初級者向けの説明
concrete5 の最新バージョンのファイルは、サーバー上の「/updates/」内に保存されます。
具体的な動作の説明
- 自動アップデート開始
- ZIPファイルをダウンロード
- /updates/concrete5【バージョン番号】/ フォルダーを作成
- そのフォルダー内に最新バージョンのファイルを保存
- MySQLデータベース内容もアップグレード
という手順で自動アップグレードが行われます。
バージョンを重ねるごとに、8MBのファイルがどんどんと「/updates/」ディレクトリーの中に蓄積されていきます。ディスク容量がかさむときは、旧バージョンのフォルダーを削除してください。
■ 全てのバージョンアップユーザー様に
最初に以下の事を確認下さい
- 5.4.0,5 へのアップグレードには、先ずサイトが5.3.2か5.3.3.1である必要があります
- バックアップをかならずおとり下さい
- MySQLデータベースの設定を確認して下さい
- phpMyAdminなどで、データベースの名前に大文字が含まれているかを確認して下さい
- テーブルの名前がすべて小文字であった場合、アップグレードに不具合が生じます
- 対処方法は以下のページを参照して下さい
- 5.3.3.1日本語版へのアップグレードに関するトラブルシューティング
https://concrete5-japan.org/help/install/how_to_upgrade/5-3-3-1-upgrade-faq/
- 5.3.3.1日本語版へのアップグレードに関するトラブルシューティング
アップグレードを行う際は、なるべく、深夜等アクセスが少ない時間に行う様にして下さい。また、バックアップを とられる事を確実におす すめ致します。
ファイルの上書き直後、サイトが表示されなくなる恐れがあります。ファイルを上書き処理された後は、ログインをせずに
http://【concrete5のURL】/index.php/tools/required/upgrade.php
に直接アクセスし、アップグレードの処理を行って下さい。
* 参考までに、アップグレードでは、サーバーの性能によって数十秒から数分かかることがあります。処理が途中で停止してしまった場合は、上記のアップグレード用URLを再度アクセスして下さい。
アップグレードに関して詳しくは、
をご覧下さい。
■ 5.4.0.5 日本語版制作クレジット
<日本語パッチあて>
みゅみゅさん
https://concrete5-japan.org/profile/-/view/36/
<翻訳>
Takezo さん
https://concrete5-japan.org/profile/-/view/11/
<最終確認とパッケージ化・リリース作業>
Katz
https://concrete5-japan.org/profile/-/view/4/
<細かいヘルプ>
Tao
https://concrete5-japan.org/profile/-/view/5/
Kino
https://concrete5-japan.org/profile/-/view/28/
<その他テスト協力者様>
https://concrete5-japan.org/community/forums/translate/post-553/
■ 5.3.3.1 からの変更点
リリースの原文はこちらです。この 5.4.0.5 日本語版リリースノートは、開発元の 5.4.0、5.4.0.2、5.4.0.5 のリリースノートの3つをあわせて翻訳しました。
改善点やバグ修正の項目が多すぎるので、日本語チームとしての翻訳チェックや検証がいい加減です。間違いがあれば、当コミュニティーフォーラムで指摘をお願いします。
新機能
5.4.0.5
- セットに含まれていないユーザーの登録属性値を扱う際の、ログインとopenID登録に関する改善。(新規の必須属性がつくられた際、ユーザーが次回ログイン時に登録情報を入力しなくてはならないようになった等)
5.4.0.2
- concrete5のバージョンと、インストールされたパッケージと、全てのオーバーライドに関する環境情報のユーティリティを改善。
- htmlヘルパーでcss()とjavascript()メソッドを使用した際、効果的なキャッシュを行えるよう、現在使用中のconcrete5バージョンが含まれるように改善。
- 改善されたhtmlヘルパー(Loader::helper('html/v2')が使用可能に。
- 国リストの修正
5.4.0
- レイアウトとデザインに関する改善。
- エリアを複数のカラムに分割可能にする新しいレイアウトエンジンと、プリセットにレイアウトを保存する機能の搭載。
- エリアとブロック毎にカスタムデザインを適用できるように改良されたデザインエンジンと、プリセットにデザインを保存する機能の搭載。
- マーケットプレイス連携機能強化
- concrete5の管理画面内で検索とフィルタリングがよりよく行えるように改善。
- concrete5のアカウントで度々ログインせずとも、作成したconcrete5サイトで一度接続すれば、それ以後ずっとマーケットプレイスに接続し続けるように変更。
- プロジェクトページから、拡張アドオンに関するサポートが取得可能に。
- 編集環境の改善。
- ブロックの追加や編集、ページ属性の更新などが、Ajaxを使用し、ページの再読み込みすることなく可能に。
- ブロック追加のオーバーレイ部分が、キーボードや、OS X スポットライト や Google Live Search などでフィルタリング可能に。
- 住所の属性において、初期設定国の選択と、選択可能な国の制限ができるように変更。
- データベースのバックアップとリストア、及びダウンロードと暗号化が可能に。(DavidMIRV提供)
- ワンクリックでのアップグレード機能と、更新ファイルをダウンロード可能にし、ダウンロード後、好きな時にアップグレードできる機能の追加。
- コアファイルの更新情報と、アドオンの更新情報、おしらせとヘルプの更新情報が、管理画面の「システム通知」ー「システム&メインテナンス」ページに移動。
- サイトマップのパフォーマンスの向上と、ページング機能が付け加えられたサイトマップの「検索」モードの追加。
- 新しい上級ページ検索が、管理画面のサイトマップタブに追加。
- タスクベースのパーミッション追加による、パーミッションの改良。admin以外のユーザーでも以下の権限を与えることが可能に:
- 他のユーザーとしてログインできる権限
- デフォルトページタイプの編集権
- データベースバックアップ権
- サイトマップへのアクセス権
- パッケージのインストール権
- ユーザーの検索権などが設定可能に。
- Dark Chocolateテーマを新規追加。
- パッケージアンインストールにおいて、どのパッケージがアンインストールされるか通知されるように改善。
パフォーマンス向上
- ページリストブロックで大規模サイトをプレビューする際、多くの問題を引き起こしていたので、プレビューは init() ではロードされないように設定。
- オートナビブロックで大規模サイトをプレビューする際、多くの問題を引き起こしていたので、プレビューは init() ではロードされないように設定。
- お知らせフィード情報の取得をを非同期で行うようにし、管理画面ホームページの読み込み速度を向上。
- キャッシュ使用による、多数のクエリの削減。files, packages, page types, block typesをキャッシングするように改良。
- 属性のキーを改善。.
- Zend_cache の組み込みによる、柔軟性向上と、キャッシュライブラリへのアクセスを大幅改善。APC cacheを組み合わせることによって、更に大規模なスピードアップを実現。
インタフェース動作関連
- ファイルマネージャー
- 統計ページで該当ファイルがどのページで使用されているかを表示
- ファイルプロパティウインドウでファイルへの直URLを表示。
- ファイルが「ファイルタイプ」の属性を持てるように変更。
- ファイル検索が、最後の検索を記憶。
- フォームブロックなどで使われていた、メールアドレスの「カンマ区切り」機能の復活
- ユーザー検索で、ユーザー情報のExcelファイルへのエクスポート機能を追加
- 大規模サイトのアップグレードパフォーマンスを向上。
- もし.htaccessが書き込み可能ならば、リライトルールを自動で追加するように変更。
- カスタマイズ可能なスタイルシートのキャッシングの改善(HTTPヘッダー情報付き)
- 属性情報の設定ページを独立したページに移動
- デフォルト・テーマが削除可能に。
- ツリー構造の同一階層にページを複製する際の操作性改善。
- 日付サポートの改善
- config/site.phpでglobal date定数を使い、日付表示フォーマットを定義可能に。
- ゲストブックブロックにdate formatを追加。
- RSSブロックにdate formatを追加。
- header 内の style タグのvalidation面での修正。
- フォームブロックで、「サンキューページ」として、任意ページを指定可能に
- ページ編集のメッセージをオーバーレイ表示。
- 上級権限モードで下書きに権限を設定可能に。
- smtpメール設定でSSL/TLSオプションを選択可能に。
- ブラウザに渡されるコントローラーの各URLから"-"を削除。何かの理由で、5.4以前のURLと動作を回復させるためには、config/site.php内で、ENABLELEGACYCONTROLLER_URLS定数をtrue に defineしてください。
バグ修正
5.4.0
- 透過画像のサイズ変更処理を改善。
- 「子ページを設定」ダイアログボックスで、デフォルトページの特定ブロックがチェックされていない際のバグを修正。
- フォームヘルパーのXSS脆弱性修正。
- ユーザーが属性値を入力する際のXSS脆弱性の修正。属性値をアップロードする際でなく、表示する際にサニタイズすることに。
- 「特定ページの下に」の挙動が不安定のページリストブロックの修正。
- オプション選択時の詳細検索のバグ修正。
- Page Type Event のバグを修正。
- グーグルマップブロックの下書きテンプレートを追加。
- 索引検索カスタマイズが働かないことに関してのバグを修正。
- とある形式で名付けられたファイル名の縮小画像が、スライドショーブロックで正しく表示されない挙動を修正。
- アイテムが選択されていない場合の選択オプションのバグを修正。
- 非標準なMySQL設定・使用時用に、パラメータをURLエンコードするように設定。安定した接続を確保出来るように
- MySQL制限モード (strict mode) 下で起きていた、ページ追加時のエラーを修正
- MySQL制限モード (strict mode) 下に起きていた、グループ追加に関するエラーの修正
- MySQL制限モード (strict mode) 下でのページ削除に関するエラーの修正。
- 「select_add」の属性値をでおこっていたバグを修正。
- 5.3.2からのアップグレード時に起こりうるバグを修正。
- Page::getCollectionDatePublic()のAPIを修正。
- ユーザー項目でも「ファイル」属性が正常に追加編集出来るように修正
- IE7で「選択(select)」項目で発生していた js エラーの修正。
- GetThumbnail() が誤った画像幅を返すバグの修正。
- adminアカウントのプロパティを、adminアカウントだけが編集できるように修正。
- 国リストを、より最新のものに更新。
- 「install」という語句がページ名に入っている場合、デフォルトテーマが間違って表示されてしまうというバグを修正。Viewクラス getThemePath() の動作をもっと軽快に。ワイルドカードを使うように
- 共通下書きの名前変更時のバグを修正。
- サイト内リンクのあるページをリロードする際に生じていた、サイトマップがロードできなくなる問題の修正。
- Emailアドレスのチェック機能の強化。ドメインのパブリックMXレコードのチェック機能も搭載
- 英語版のみ:Point updates to new documentation/ section. Lose the cached feed files.
- アップデートを手動でチェック可能に。アップデート過程のバグを修正。
- ブロックで、AJAXレンダリングできるように javascript を追加。
- <Header> に .css や .js 以外のファイルも含まれていたバグを修正
- グーグルマップブロックのバグ修正。
- 最初にブロックが追加された時のキャッシング問題の修正。
- たくさんのカスタム・スタイルシート宣言をしているテーマで、ページタイプとデザインのアイコンがおかしく表示される問題を修正。
5.4.0.2
- concrete5全体とアドオン単体の翻訳の手順に関するいくつかのバグの修正。
- カスタムスタイルやフォントサイズ変更を TinyMCEツールバーがよりよく行えるよう、tinymce内でのconcrete5テーマを修正。
- 属性値のセットを使用していない場合ユーザー属性の並び表示順の修正。
- URL関連の修正。URL重複の処理などをより正確に行うように。
- ログインしていない場合、PHPエラーではなく、きちんと、所定のアクション用パス飛ぶように修正
- マルチインストールとシングルインストール両方でアップグレードが正確にできるように修正。
- アイルランドやその他の地域でアドレスを入力する際に不具合が生じていた現象を修正
- open_basedir がアクティブな時 curl_setopt が無駄に生じていた問題を修正
- 特定ユーザーがログインしている際、外部リンクが重複表示されていたバグを修正。
- 特定アドオン使用時、concrete5のシンプル・ツールバーで全てのボタンが表示されないバグを修正
- TinyMCEとカスタム設定に関するいくつかの互換性の問題を修正。
- メンバーページ上の不完全な<div>タグの修正。
- プリティーURLと複数URLへのリダイレクト時、index.phpをうまく含めていなかった問題の修正。
- DateHelper::date()を使っている場合のDateHelper::translate()の修正。
- プリティーURLを使っていない場合のゲストブック EmailのURLを修正。
- 特定の言語をデフォルトで使用時、拡張アドオンで、その言語ファイルが存在しない時に起きていたエラーを除去。
- ユーザープロフィールのテキスト属性タイプのサニタイズ処理(テキストエリア使用時など)。
- カスタマイズスタイルをページテーマでダッシュ(-)を使って使用した際、例外エラーがでないようにエスケープ処理修正。
- OpenID使用時、一旦アカウントを削除し、再び登録を行う際に、DBエラーが発生していたのを修正。
- パラメータ「DIRFILESCACHE」が何らかの理由で定義されていない場合に発生していたPHPエラーの修正。
- オートナビが何もページを表示していない場合、空の<ul>タグも送出しないよう修正。(</li>タグが無駄に送出されないようにも修正。)
- zend cacheの使用時にほとんど意味を為さず、ページパスをおかしくさせたりするおかしな挙動も示すことがあるため、内部ローカルキャッシュを停止。
5.4.0.3
- オートナビブロックで「昇順」「降順」を選んだ場合のバグ修正。
- オートナビブロックを整理。
- 降順での表示をさせる場合の、ページリストクラスのバグ修正。
- ページリストでのRSSコールで、アンパサンド(&)をエンコードしていなかったのを修正。
- 上級権限モードでのグループとユーザーのセレクタバグ修正。結果リストの二ページ目で、ユーザーかグループを選択する時に時折バグが起きていた。
5.4.0.5
- パンくずリストを使う際のオートナビブロックのバグ修正。5.4.0の時点のオートナビコントローラーに差し戻し。
- 翻訳に関する調整と修正(Nicolas提供)。
開発者向け
- ブロック編集・追加時のチェック検査用関数 Validate() を搭載可能に。ValidationErrorHelper オブジェクトを返し、エラーがあれば、ユーザーにブロックの追加や編集に失敗したことを知らせる機能を追加
- packages/【パッケージ・ハンドル】/languages/【言語】/ への言語.moファイル配置で、アドオン単体の翻訳ファイルを提供可能に。
- インストールプロセスの改善。パッケージも、concrete5のインストールプロセス中にインストール可能に。
- リッチテキストエディターのクラス名を統合。(ccm-advanced-editorというクラス名)
- ユーザーへのサポートをしやすいよう、「サイト全体の設定」-「デバッグ」ページに、サーバー設定項目を一覧表示する機能を追加。
- パッケージからジョブをインストール・アンインストール可能に。
- jQuery を 1.4 にバージョンアップ。
- TinyMCE を 3.3 にバージョンアップ。
- ADODBをバージョンアップ。
- アンインストール時にユーザーが何かのアンインストールオプションの選択をできるように
- view.php がみつからない場合、ユーザーへのエラー通知の改善。
- ページ履歴と上手く連携していない一部ブロックで、位置の変更がうまくいかなかったバグを修正。
- DISPATCHER_FILENAME や他の設定が上手く使われなかった部分を修正。concrete5 のセットアップをより柔軟なものに
- パッケージの on_start() に File Type Importer(ファイルタイプインポーター)を定義可能に ファイルタイプリスト define() メソッドが、パッケージハンドル(pkgHandle)のオプションも受け付けるようになり、パッケージ内のインポーターや編集用インターフェースを指定出来るよういなりました。pkgHandle が指定されていれば、該当パッケージ内の editor 、 viewer 、もしくは Importer を探します。また editor も viewer や elemeent と同じように動作するようにしました