2016年4月1日
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concrete5 の Ver. 8 から「5」をバージョン番号から省きます
concrete5 は、次期メジャーバージョンの Version 8 より、バージョン番号の表記から「5」を取り除くことになりました。見かけ上は Version 5.7.X から Version 8 のバージョンアップになります。
元々 concrete CMS という商用 CMS の Version が 5 になった際にオープンソースとしてリリースしたため、5番目のメジャーバージョンである「concrete5」という名称になりました。Version 5 で大成したという意味も込められていたからです。しかし、年月が経ち、バージョン番号も増えたため、再定義を行いました。
concrete5.7.0 よりVersion 7 と呼ぶようになりましたが、次期メジャーバージョンで、表記も Version 8 と表示するようになります。
その経緯について説明します。
Concrete CMS が concrete5 になるまで
concrete5 が元々は Concrete CMS という名称の商用ソフトとして 2003年に生まれました。
年々とバージョンアップを重ね、成長をしてきたものの、より世界のユーザーに役に立つ CMS になるようにと、2008 年、Version 5 になる際、オープンソース化しました。
Concrete CMS は Version 5 で大成したという意味と、商標が取りやすかったという理由もあり、「Concrete CMS」 は「concrete5」という製品名になりました。
concrete5.0〜5.6 レガシー時代
concrete5 は、「concrete5.6.3.2」と、5 が Version 番号の一部として扱われていました。
concrete5 の「5」は製品名の一部でもあり、バージョン番号の一部として使われていました。
concrete5.7 から: 口頭レベルで Version 7 へ
concrete5.7.0 がリリースされた時、Symfony フレームワークなどを取り入れるため、concrete5 は大幅なアップグレードを行いました。
5.6 からの互換性を失う代わりに、モダンな PHP を採用する道を選択をし、新たにスタートをしたのです。
Version 7 頃より、開発者の間ではフォーラムやチャットでは、最初の「5」を含めないようになりました。
Version 8 から: バージョン表記からも5 を省きます
次期、メジャーリリースの Version 8 より、表記も Version 8 となります。
履歴上では
- 5.7.5.5
- 5.7.5.6
- 8
と、Version 6 と 7 をスキップする形となります。
concrete5.6 以前のバージョンは Legacy (レガシー) 版
そして、Version 7 以降と互換性の無い Version 6.3.4 以前の concrete5 を、Legacy (レガシー) 版と呼ぶことになりました。
concrete5 の詳しい歴史はこちらからご覧いただけます。
concrete5 のバージョン番号についての概要はこちら。
以上。