2020年6月10日
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concrete5 8.5.4 がリリース
2020年6月10日 (現地時間 6月9日) concrete5 のマイナーバージョンアップ版 8.5.4 がリリースされました。変更が多くあるリリースを行う際、直後に新しいリリースを行うときがあります。今回もその一つです。
8.5.3に含める予定になかったが開発予定にあったいくつかの機能が含まれていたため、8.5.4 ではそれらの機能をオフにしました。
Express 検索インデックスの向上、Express オブジェクトのコマンドラインからのエクスポート機能、ユーザーグループにカスタム属性を追加したり、フォルダレベルで保存場所を一括で設定できる、グループメンバーへ一斉にプライベートメッセージを送る機能などです。
ダウンロードページから、最新版をダウンロードできます。
8.5.4 リリースノート
随時翻訳いたします。
バグ修正
- 発生する可能性がある更新時のエラーを修正 (更新により例外が発生する): https://github.com/concrete5/concrete5/issues/8729 (thanks mlocati)
- 8.5.3 で間違ってバージョン9で対応予定のマルチサイト拡張機能が搭載されていたため、8.5.4 で機能を無効に。
- ページを編集するとコンポーザーがブロックを読み込めなくなる特定の状況を修正しました。エラー「ブロックをコンポーザーに読み込めません」を修正します。(注:これは、今後新しいページを作成したときの問題は解決しますが、既存ページで発生したエラーは解決されません。)
8.5.3 に追加されたがリリースノートに掲載されていなかった機能
(訳注: 8.5.3 パッケージの中に開発中な状態で搭載され、8.5.4 で正式な形で取り入れられたものです。)
新機能 (いくつかはすでに 8.5.3 で搭載済み)
- ページレベルで、コピー、ペースト、インポートとエクスポートのスタイルカスタマイザー設定機能を追加 (thanks mlocati)
- Express エントリーに新しい公開識別子プロパティを追加。エントリーを互いに関連付けることができ、またカスタム API リクエスト内で推測できないような方法で識別子を使用することが可能。
- Expressで使用する新しいグループのカスタム属性タイプを追加
- ファイルフォルダレベルでファイルの保存場所を指定する機能を追加 (thanks marvinde)
- 特定のグループ内のすべてのユーザーにプライベートメッセージを送信する機能を追加しました。
- 現在の関連データを含む Express オブジェクトをCSVファイルでエクスポートできるように。
- アンケートブロックの調査結果に表示/非表示の機能を追加
- Express エントリーをエクスポートするコンソールコマンドを追加
- Express フォームに選択したアソシエーションを必須とする機能を追加
- reindex search all 関数を実行すると、すべての Express エンティティとエントリーの reindex も再作成されるように。
動作の向上 (いくつかはすでに 8.5.3 で搭載済み)
- コードの品質、速度、効率の向上 (thanks mlocati)
- ファイルインポーターコード の品質の改善、アップロード時に問題が多かった SVGs のより良いサニタイズ (thanks mlocati)
- 北米以外の国/州(都道府県)/市区町村の住所属性ロジックと体裁を改善。詳細は https://github.com/concrete5/concrete5/issues/7943 を参照 (thanks ahukkanen)
- プロパティを変更したあとに、ファイルマネージャーの画面を更新するように (thanks marvinde)
開発者向け機能向上 (いくつかはすでに 8.5.3 で搭載済み)
- concrete5 コンソールに 直接 phpcs でスニファを使用するコーディングスタイルガイドラインを追加 (thanks mlocati)
- プリプロセッサとポストプロセッサをサポートするためにリファクタリングファイルインポーターを追加 (thanks mlocati)
- IPブロックを一般化し、開発者がカスタムアクションに基づいてIPをブロックするためのサポートを追加しやすく (thanks mlocati)
- c5:package:pack コマンドのクリーンアップと改善 (thanks mlocati)
以上