concrete5 5.7 がリリースされました

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2014年9月12日、concrete5.orgにてconcrete5バージョン5.7のリリースが発表されました。現在、バグ修正が行なわれたバージョン5.7.0.1をconcrete5.orgのGet Startedページからダウンロードすることができます。日本語翻訳ファイルも同梱されていますので、日本の方もお使いいただけます。

concrete5 5.7をダウンロードする

日本語コミュニティとしての方針と協力のお願い

5.7.0.1の日本語版について

日本語コミュニティとしては、5.7.0.1の日本語版はリリースしない方針です。5.7はこれまでのメジャーリリースの中でも最も多くの変更があるリリースになりますので、concrete5.orgからダウンロードできるパッケージ(以下、本家版と呼びます)にもまだバグが含まれていたり、一部の機能は動いていなかったりします。バージョン5.7.0.1の完成度を高めた修正版のバージョン5.7.1が9月末にリリースされる予定になっており、日本語コミュニティとしては、5.7.1のリリースに合わせて対応を検討したいと考えています。

ただし、5.7.0.1にも日本語翻訳が含まれていますので、日本の方でもお使いいただくことができます。ぜひ使用してみて、翻訳のおかしなところがあればご指摘ください。今回多くの新しい翻訳が追加されていますので、追加部分の翻訳の質の向上も5.7.1に合わせて行っていきたいと考えています。翻訳の報告については当サイトの5.7専用フォーラムにコメントをお願いします。

また、Transifex上での翻訳作業にご参加ください。

日本語版の要否についての議論が必要です

マルチバイトURLのサポートが正式にマージされました。本家版で、URLスラッグに日本語を指定すると、それが通ります。

日本語版の最大の存在意義であった日本語URLのサポートが行なわれたことで、5.6.xまで提供されてきたconcrete5日本語版を、5.7以降も提供するかどうかの議論が必要と考えています。

http://concrete5-japan.org/community/forums/5-7-x/post-8556/

翻訳:concrete5 5.7 リリースしました

PortlandLabs CTO の Andrew Embler 氏によるリリースにあたってのあいさつを翻訳したものです。

原文:concrete5 5.7 Is Now Available

2008年暮れにオープンソース化してから、6つのメジャーバージョンアップを含めて、40ものバージョンアップを重ね、後方互換性を保ってきました。バージョン 5.0 のウェブサイトを「更新」ボタンを押し続けることによって、5.6.3.1 までアップグレードできます。私達にとって、全てのユーザーとともに進化できることが重要だからです。

今回、この6年の歴史の中で最初に後方互換性を保たないことを決心しました。クリーンな状態になりたかったのです。このために、システムの大きな改革を取り入れることができました。サードパーティーのツールや PHP 自身もここ5年で大きく変わりました。我々は過去に囚われたくなかったのです。concrete5.7 では(5.6 からの)1クリック・アップグレードは無く、手動でアップグレード作業が必要となりました。しかし、そのお陰で素晴らしく新しい機能を盛り込むことができたのです。5.7 を使いはじめていただけると、なぜ我々がそのような厳しい決断をしたかが理解できると思います。ただ、知ってほしいのは、我々はアップグレードのプロセスを簡単に捨てることはしません。例えば、WordPress はアップグレードを続けていますが、Drupal は常にアップグレードを無視しています。concrete5 は、両者の中間・・・5年という合理的な間隔で行っていると思っています。

また、今までのリリースを投げ捨てることもしません。我々は 5.6.x のセキュリティーや致命的なバグのためのサポートを、最低1年以上行うことを約束します。マーケットプレイスにも変更を加え、5.7 のアドオンやテーマのサポートに加えて、5.6 のサポートも続けます。以前、ウェブサイトのアップグレードは、高速道路で100キロで走り続けている車のエンジンを変えるものだと話してきました。今回のアプローチは、走っている車の隣で全く新しい車を組み立てて両方の車を運転・・・100キロの速度を維持してするようなものです。

ということで、5.7.0 はどこまで安定しているのか?下記のことは会社の上司やお客さんに伝えてもらって構いません。

  1. 現時点の、テーマ、ページタイプ、コンポーザーは完成していて、今後のバージョンで大きく変更することはありません。アドオンやテーマ開発者も、自身の作品の新バージョンを 5.7 で取り入れた新しいアプローチを使って開発に取り入れるべきです。これらの変化は素晴らしいものとなりました。思考を新バージョンに切り替えることをオススメします。

  2. 5.7.1 は動作がより速くなります。5.7.0 では新しいものを作ることに重きを置きました。5.7.1 の目標は最適化です。次のバージョンでパフォーマンス向上を期待してください。

  3. マーケットプレイスは新バージョンでは稼働しておらず、サードパーティーのインストーラーはまだありません。テーマやアドオンが 5.7 対応の準備ができていないので、マーケットプレイス機能をOFFにしました。今、5.7.1でかっこ良くてセクシーになるように改善を加えています。つまり、まだサードパーティー製品が使用可能ではない現在は、Bluehost などの簡単インストールを使い、テーマやアドオンを使いこなして1人でサイトを作っている、DIY Web 管理者(1人でWebサイト全てを管理しているような人)には、concrete5.7.0 の利用開始は「まだ」とお答えします。

  4. ドキュメントは作成中です。ユーザードキュメントの状態は良好。APIドキュメントは作成方法から見直して、開発者向けの構築用ドキュメントも作成中です。協力者は常に募集中です。ヘルプドキュメントが利用可能になれば、次期バージョンより、それらのドキュメントやビデオに直接リンクが貼られるようにする予定です。

  5. 今、新規プロジェクトがあって、ゼロからサイトを作るなら、私たちなら 5.7.0 を使います。十分に仕事に使えますし、次期リリースではマーケットプレイス機能、バグ修正、パフォーマンス向上が、9月30日に予定されています。5.7.0 で開発を開始することによって、5.7.1 で世間一般にむけて皆が準備完了するからです。

 

ということで、下記が 5.7.0 の最新機能に関してのリリースノートです。

原文:5.7.0 Release Notes

これは、たくさんの小さな改善がシステムになった結果です。短い期間の中で、根本が大きく変わりました。このバージョン7のリリースにとてもエキサイトしており、みなさんに使ってもらうのが待てません。このリリースにあたり、テストしてくれたコミュニティメンバー全てに感謝を捧げます。特に GitHub でコードをコミットし、リリースへの扉を近づけてくれた皆さん。(全ての人ではありませんが)mlocati, remo, EC-Joe, EC-Chris, jobbrown, olliephillips, Mnkras, hissy, katzueno, mkly, jprostko など他の沢山の人に感謝します。

翻訳:5.7.0リリースノート

編集

  • コンテンツの見たまま編集のための完全に新しいレイアウトエンジン、レイアウトとスタイルのカスタマイズ。ブロックはページ内にドラッグして配置が可能に。
  • 見たままコンテンツ編集のためにRedactorエディターを採用、美しく、concrete5の機能、Bootstrap3インターフェースとも融合。
  • 管理画面のユーザーインターフェイスが完全にアップデート。ナビゲーションはより容易に、インターフェースはより魅力的に。
  • concrete5のユーザーインターフェイスはBootstrap3ベースになりました。

テーマ、ブロック

  • concrete5に、これまででもっとも美しいElementalテーマが同梱されます。
  • concrete5の管理画面、ツールバー、Elementalテーマは全てレスポンシブです。
  • テーマはオプションでグリッドフレームワークを参照することで、グリッドのサポートが可能になります。レイアウト機能はグリッドフレームワークにしたがいアップデートされ、レスポンシブ対応になりました。
  • テーマコントローラーは、グリッドフレームワーク、異なるブロックタイプで利用可能なカスタムCSSクラスなどの様々な要素をコントロール可能に。
  • テーマカスタマイズは完全に書き直され、LESSの強力な力を手に入れました。LESSの変数によって複数のプリセットグループを持つことができます。
  • 全てのコアブロックの表示がブラッシュアップされ、いくつかは完全に作り直されました。Feature, FAQ, Horizontal Rule, Page Attribute Display, Topic List, Social Links, Share this Page, そして Testimonialの新しく便利なブロックが追加されました。HTMLブロックではACEエディターが使えます。ビデオブロックはHTML5に準拠。そして、それ以外にも、まだまだ。
  • ブロックレベルのMVCはもう汚いURLを出力しません。

ページとアーキテクチャ

  • ページタイプとページテンプレートは2つの異なるコンセプトに分離されました。ページタイプはページをオブジェクトとして、ブログ記事、空ページ、プロジェクト、製品のように参照します。ページテンプレートはテーマ内の表示として参照します。同じページタイプが複数のテーマで使えます。
  • concrete5のコンポーザー機能は柔軟なフォーム作成機能を備えました。属性やブロックを異なるページテンプレートに出力することができ、全てのページタイプがコンポーザーに個別にインターフェースを持つことができます。
  • フィードオブジェクトが管理画面から使用可能になりました(ページリストブロックからも作成できます)。ページリストに固定リンクを持ったRSSフィードをつけることができるようになります。

ファイル

  • 完全に新しい画像エディタが同梱されます。リサイズ、切り抜き、フィルターを適用できます。
  • ファイルマネージャーのサムネイルが拡張可能になりました。複数のサムネイルを異なるブレイクポイントのために作成することで、テーマ内でpictureタグをサポートすることができます。
  • ファイルストレージ領域が置き換え可能になりました。Amazon S3アダプターがじきに登場します。

会話

  • ゲストブックブロックに代わる会話ブロックが組み込まれます。会話ブロックは再利用可能な、オブジェクト志向な方法で構築されたサイト内の会話機能で、フォーラムやゲストブックの機能を提供します。スレッド、非同期ロード、ファイル添付、スパムフィルター、フラグ、評価、その他の機能を備えています。

コード品質

  • コアのJavascript/CSSは完全に書き直され、モダンになりました。
  • concrete5のコードをは公式にPSR-2標準に変更して行きます。
  • concrete5のサイトマップはDynatreeを使用するようになりました(すぐにFancytreeになります)
  • concrete5のPHPクラスは再編成され、PSR-4準拠のオートロードをサポートします。また、名前空間が採用されます。
  • PageList, FileList, そして UserList の各クラスは完全にリファクタリングされ、よりかんたんに拡張できるようになります。

ユーザー、グループ

  • グループはオプションで階層構造を持てるようになりました。
  • アカウントと公開プロフィールが分離しました。アカウントページは常に有効になり、公開プロフィールはオプションのままです。
  • ソーシャルリンクが属性として組み込まれ、管理画面から設定できるようになります。
  • 管理画面からのユーザー編集インターフェースが改善されました。

アーキテクチャ

  • 完全に新しい、LaravelのConfigurationコンポーネントによる、ファイルベースの設定オプションが標準になります。concrete5の使いにくい定数は無くなりました。
  • JavaScriptとCSSの依存関係を管理する完全に新しいアセットレイヤーが使えるようになります。パッケージ間のアセットのバージョン管理、アセット単位での有効化と無効化が可能です。このアセットフレームワークはアセットの最小化や結合をサポートします。
  • 新しいタクソノミーのコンセプト「トピック」が登場しました。これらは管理画面で一括管理され、ファイル、ユーザー、ページに属性として設定することができます。
  • concrete5はこれまでよりローカライズを強化、ロケールのスイッチングや日付・数字書式、マルチバイトURLを扱うことができるようになりました。
  • Zend Cacheを置き換える完全に新しく拡張可能なキャッシュレイヤーが登場しました。
  • イベントシステムは完全に見直され、Synfony2のEventDispatcherコンポーネントを使用するようになりました。
  • 認証タイプレイヤーが外部の認証ライブラリを使うことを容易にしてくれるでしょう。
  • 完全に新しいルーティングシステム、セッション、クッキー、リクエスト、レスポンスのコンポーネントがフレームワークによって提供されます。MVCセットアップは完全にリファクタリングされ、より強固になりました。
  • オートロードが自動的になりました。
  • concrete5のデータベースアクセスは、一般的で強固なデータベースアクセスのためのフレームワークであるDoctrineを使用するようになりました。
  • その他、多くの外部ライブラリ(Pagerfanta, Monolog, Patchwork, Imagine)が利用可能になり、開発者により豊富で便利なAPIへのアクセスを提供します。
  • concrete5はIPv6をサポートするようになりました。
  • concrete5の外部ライブラリの管理はComposerを使用するようになりました。

このリリースをテストし、特にGithubでコードをコミットしリリースを手助けしてくれた全てのコミュニティメンバーに感謝。mlocati, remo, EC-Joe, EC-Chris, jobbrown, olliephillips, Mnkras, hissy, katzueno, mkly, jprostko, そしてそれ以外のたくさんの人たち!

翻訳:5.7.0.1リリースノート

原文:5.7.0.1 Release Notes

改善点

  • フォーム送信の「今日」はユーザーの地域のタイムゾーンを反映するようになりました(thanks mlocati)
  • いくつかの翻訳されていない文字列と日付を修正(thanks mlocati)
  • テーマ内のエリアで使われるグリッドメソッドについてサポートされていない場合のエラーメッセージの詳細を追加
  • Imagemagickがバージョン6.2.9より古い場合にGDにフォールバックするように
  • サイトマップやファイルマネージャーで表示されるメニューを表示領域が狭い場合に右に移動

バグフィクス

  • 「空白のサイト」でインストールされたサイトのサイトマップ上でページを追加しようとした時にでる「Invalid argument supplied for foreach()」エラーを修正
  • インターネットに繋がっていないマシンでインストールが完了しない問題を修正
  • パッケージ内で、テーマクラスを load できない問題を修正
  • ファイルのバージョンを削除することにより、他のバージョンで使われているファイルや画像も削除してしまい、コンテンツの消去につながってしまうバグを修正
  • データベースのパスワードが「$」で始まっている場合にエラーが起こるのを修正
  • ファイルの説明文やタグを保存できない問題を修正
  • 公開プロフィール有効時、ログイン後のページにそこを設定している際に、404になってしまう問題を修正
  • 承認されたページで「シェア」ブロックが編集できなくなる問題を修正
  • トピックツリーにアポストロフィーが付いていると問題が起こるのを修正 (thanks mlocati)
  • 修正:パッケージをアンインストールした際に「Class database_config does not exit」エラーが起こるのを修正 (#1045)
  • カスタムアドレス属性を設定できない問題を修正
  • Javascript をヘッダーに追加する際、URLが既にクエリーを持っていた際にバグが生じていたのを修正